簿記で言う取引とは、
資産、負債、純資産(資本)、収益、費用を変動させる事柄のことです。
たとえば、「備品(机など)を50000円現金で購入した。」
と言う場合、
備品という資産が50,000円増えて、現金という資産が50,000円減少しているので、
取引になります。
「火事で建物が焼失してしまった。」
一般的には、取引とよぶことではありませんが、
簿記では
建物が焼失したということは、建物という資産が減少した。
ということなので、取引になります。
「建物の賃貸契約を結んだ。」
一般的には契約を交わすことを取引と呼びますが、
簿記では、
契約を交わした段階では、資産、負債、純資産(資本)、費用、収益
のいずれも変化しないので、取引にはなりません。
これは簿記上の取引?
取引→仕訳→勘定→試算表→貸借対照表・損益計算書
取引が発生したら、仕訳を行い、それを勘定と呼ばれる表に書き写します。
そして、決算になったら、勘定を集計して試算表を作成します。
最後に、試算表から
資産と負債と純資産(資本)を抜き出して貸借対照表を作成。
試算表から収益と費用を抜き出して損益計算書を作成します。
そして、簿記3級の試験でほぼ毎回出題されるのが精算表です。
精算表の作成方法。
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