取引が発生したら、仕訳を行います。
仕訳とは、ここの増減を横一行で捉えることです。
簿記では左側のことを借方、右側のことを貸方と呼びます。
仕訳は、勘定と言う表に記入する作業の前に行うものです。
当社の会計期間は、平成○年4月1日から平成○年3月31日であり、
期首(※)の時点で現金が50,000円あり、期末の段階で現金が200,000円になっていたとします。
理由は以下の通りであった場合の現金の増減を記入しなさい。
6月12日 商品を250,000円で購入し、代金は現金で支払った。
9月18日 上記商品の一部を100,000円で販売し、代金は現金で受け取った。
1月25日 備品を150,000円で購入し、代金は現金で支払った。
※期首とは定めた会計期間の最初の日上記の場合は平成○年4月1日
簿記では、現金の増減をT字型の表を書いてそこに記入していきます。
その上にタイトルを書きます。ここでは、現金の増減を書き込むので
タイトルには「現金」と書きます。
現金は資産なので、増加したら左側、減少したら右側に記入します。
上記の取引を現金の表に書き込んでいきます。
期首の50、000円は、もともとあるので左に記入します。
6/12は現金が減少するので、右側に記入します。
9月18日は現金が増加するので、左側に記入します。
1月25日は現金が減少するので、右側に記入します。
左側の合計が600,000円、
右側の合計が400,000円になり、
左側の合計が200,000円大きくなります。
これが期末の現金の残高になり、
貸借対照表に現金200,000円と計上されることになります。
現金以外の増減を記録する方法は?
仕訳の方法(具体的な書き方)とは?
勘定を設けて記入する方法(具体的な書き方)とは?
簿記の流れを簡単に説明すると、
取引→仕訳→勘定→試算表→貸借対照表・損益計算書
取引が発生したら、仕訳を行い、それを勘定と呼ばれる表に書き写します。
そして、決算になったら、勘定を集計して試算表を作成します。
最後に、試算表から
資産と負債と純資産(資本)を抜き出して貸借対照表を作成。
試算表から収益と費用を抜き出して損益計算書を作成します。
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