仕訳は仕訳帳と呼ばれる帳簿に記入。
勘定は総勘定元帳(略して元帳)という帳簿が用いられます。
この2つは、簿記の流れの中で欠かすことのできない主要な帳簿ということで、
主要簿と呼んでいます。
正式な仕訳帳や総勘定元帳は下記のような形式をしていますが、
試験などでも、簡略化した形が多いですから、
正式なフォームはなんとなく理解していれば十分です。
仕訳帳(見本)※横一行に記入します。
総勘定元帳(見本)※Tの字の上に勘定を書いて、右と左に金額を記入します。
右上の数字は、その帳簿のページ数です。
仕訳帳の元丁とあるのは、総勘定元帳の何ページに転記したのか記してあります。
そう勘定元帳の仕丁とあるのは、仕訳帳の何ページから来たのかを表しています。
これまでの簡略化したものをきれいに、丁寧に書いてあるだけで、
その仕組み自体に変わりはありません。
ちなみに、この2つ以外の帳簿に、例えば
現金出納帳、商品有高帳、得意先元帳、受取手形記入帳など
も簿記では登場してきますが、
簿記の目的である貸借対照表と損益計算書を、
作成する上で絶対になければならないものではありません。
それぞれの勘定について、さらに詳細に管理したい場合などに作成されるものなので、
補助簿と呼ばれています。
はじめて簿記を勉強する方には、
ぱっと見ややこしく感じるかも知れませんが、よく読んでみてください。
いたって単純なことです。
取引→仕訳→勘定→試算表→貸借対照表・損益計算書
取引が発生したら、仕訳を行い、それを勘定と呼ばれる表に書き写します。
そして、決算になったら、勘定を集計して試算表を作成します。
最後に、試算表から
資産と負債と純資産(資本)を抜き出して貸借対照表を作成。
試算表から収益と費用を抜き出して損益計算書を作成します。
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