簿記3級で出てくる用語を解説します。
3分法とは、商品売買の仕訳を
売上勘定
仕入勘定
繰越商品勘定
という3つ勘定を用いて仕訳する方法のことです。
例えば、商品を50,000円で購入した場合、
借方に仕入50,000円と仕訳し、
この商品を60,000円で売却した場合、
貸方に売上60,000円と仕訳します。
3分法の長所は、
分記法のように売った時に
原価と利益を分けて仕訳するようなことはしないので、
仕訳がめんどくさくないと言う点です。
逆に短所は、
仕訳の際に利益を明らかにしないので、
期中で利益が合計でいくらになっているかわからない点です。
また、最終的に利益を明らかにするために、
決算で特別な仕訳をしなければならない。
ことも短所と言えるでしょう。
3分法は、分記法やその他の方法の後に登場した方法であり、
現在は、簿記の学習上も実務上も原則となっている方法です。
なので、問題文で特に指示がなければ、3分法で仕訳をすることになります。
初めて目にする言葉は、「難しい」と思ってしまいがちですが、
繰り返し何度も目にすることによって慣れてきます。
この言葉を使った問題を一つ解くことができれば、
簿記は簡単だということが分かるようになってくるはずです。
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