簿記3級で出てくる用語を解説します。
当座借越とは、
会社が、銀行さんとあらかじめ当座借越契約というのを結んでおくことにより、
当座預金にお金がなくても、銀行さんが代わりに払ってくれるというものです。
例えば、銀行さんとの間で、100万円の当座借越契約を結んだとします。
これは、会社の当座預金口座にお金がなくても、
100万円までなら銀行さんが代わりに立て替えて払ってあげますよ。
と言うものです。
そうすることによって、仕入先などの小切手を受け取った業者が、
現金に換えるために銀行さんにこの小切手を持っていった時に、
小切手を振り出した会社の当座預金の残高が空っぽであったとしても、
100万円までなら、銀行さんが代わりに払ってくれるのです。
銀行さんが代わりに払ってくれているので、
あとで銀行さんに返さなければなりません。
なので、当座借越と言うのは、結局のところ、借入金と同じなのです。
よって、貸借対照表に計上するときには、
当座借越という名称ではなく、短期借入金として計上することになっているんです。
ちなみに
当座借越は、借りる側が使う勘定です。
なので、
当座貸越は、貸す側つまり銀行だけが用いる勘定になります。。
初めて目にする言葉は、「難しい」と思ってしまいがちですが、
繰り返し何度も目にすることによって慣れてきます。
この言葉を使った問題を一つ解くことができれば、
簿記は簡単だということが分かるようになってくるはずです。
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