簿記3級で出てくる用語を解説します。
ニュースで
「今日の終値は~。」なんてよくやっています。
株式は毎日売買されていますので、株価は毎日異なります。
期末の段階で、購入した金額と同じということはほとんどありません。
買った時の価値と期末時点での価値は異なる。と言うことです。
売買目的有価証券は期末の時点で計上することになります。
期末の時価で評価する方法を時価法と言います。
たとえば、
100,000円で買ってきた売買目的有価証券が、
期末の時点で、120,000円になっていたのであれば、
20,000円儲かったということになります。
この場合、有価証券評価益という収益の勘定を計上します。
仕訳は、
借)売買目的有価証券 20,000 貸)有価証券評価益 20,000
となります。
逆に30,000円損をしてしまったという場合、
有価証券評価損という費用の勘定を計上します。
仕訳は、
借)有価証券評価損 30,000 貸)売買目的有価証券 30,000
とします。
期末の時点での評価額(時価)を計上するもので、
有価証券売却益、有価証券売却損と同じような話です。
初めて目にする言葉は、「難しい」と思ってしまいがちですが、
繰り返し何度も目にすることによって慣れてきます。
この言葉を使った問題を一つ解くことができれば、
簿記は簡単だということが分かるようになってくるはずです。
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