簿記3級で出てくる用語を解説します。
合計残高試算表とは、合計試算表と残高試算表を1つにまとめた試算表のことです。
つまり、各勘定の合計の金額と残高の金額の両方を記載するわけです。
なので、
合計試算表や残高試算表と異なり、
金額を書く欄が借方・貸方とも一列増えることになります。
例えば、現金勘定の
借方に40,000円と30,000円の
記入が行われており、
貸方に20,000円と10,000円の記入が行われていたとします。
この場合、借方の合計は、
40,000円+30,000円=50,000円
となり、貸方の合計は、
20,000円+10,000円で30,000円
となります。
その結果、借方の合計である50,000円から
貸方の合計である30,000円を差引くと、
50,000円−30,000円=20,000円となります。
なので、
合計残高試算表の現金勘定の借方には、
借方合計の50,000円と
借方残高の20,000円を記入し、
貸方には、貸方合計の30,000円を記入することになります。
これが合計残高試算表です。
合計残高試算表は、
合計試算表や残高試算表と比べて、
明らかににフォームが異なるので、間違えることはないと思います。
初めて目にする言葉は、「難しい」と思ってしまいがちですが、
繰り返し何度も目にすることによって慣れてきます。
この言葉を使った問題を一つ解くことができれば、
簿記は簡単だということが分かるようになってくるはずです。
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