簿記3級に出てくる用語を解説します。
小口現金とは、少額の支払いに備えて用意しておく現金のことです。
小口現金は、大きな会社、
例えば、
社員が数百名や数千名もいるような会社をイメージするといいです。
会社では、日常的にちょっとした支払い、
例えば、文房具代とか交通費とかが
必要になってきます。その際、
いちいち、経理のところに行って、お金をもらうと、
大きな会社では、
社員が何百人もいるわけですから、
経理は人でごった返して、大変なことになってしまいます。
そこで、各部署(営業部、人事部、総務部など)ごとに、
少額の支払いに備えて、小口現金を用意しておくわけです。
小口現金は、そのまま勘定科目にもなるので、
小口現金の補給を受けた場合は、
(借) 小口現金 ×××
(貸) 〜 ×××
とし、小口現金を使った際には、
(借) 〜 ×××
(貸) 小口現金 ×××
と仕訳します。
小口現金の補給方法については、
3級の試験では、定額資金前渡法
または別名で、インプレスト・システムという方法で行われます。
初めて目にする言葉は、「難しい」と思ってしまいがちですが、
繰り返し何度も目にすることによって慣れてきます。
この言葉を使った問題を一つ解くことができれば、
簿記は簡単だということが分かるようになってくるはずです。
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